【2009.8.30 旧ブログから筆者転載】
訳あって先週、自分の体から親指程度の体積の肉を、皮膚を含め切除。傷口は縫合するのかと思いきや、担当医師からは縫わずに自然な組織蘇生を待とうとの提案。手術後約一週間にして出血はほぼ止まるも、傷口にあてたガーゼはいまだに数時間たつと薄黄色い液体でじっとり重く濡れ、うっかりすると衣服や寝具についてしまうので、日に何度かの交換を繰り返しながら今に至る。
看護士さんの説明では、これは滲出液 exudate といって、本来なら体の中をめぐっている血液や組織液が、傷口を癒すために変化してしみ出してきたものらしい。なんてことだ。日ごろ不摂生でいじめてばかりいる自分の体が、けなげにも日夜、自己蘇生のため必死に頑張っていると思うと、ありがたいような申し訳ないような気持ちになる。
さて。このブログは、匂いのブログ。読者各位におかれましては、すでにお察しのとおり。嗅いでみました。というと悪趣味に聞こえますが、いやでも匂ってくるのだから致し方ない。
続きを読む: 生傷と潮(三訂版)

[gandha]