【2009.3.4 旧ブログから筆者転載】
さて、2つ前のエントリでは、ヘブライ聖書・トーラーの中の『出エジプト記』第30章第34-38節で言及されている「聖なる香」קטרת Ketoret の4つの材料を紹介しました。
他方、同じユダヤ教でも『タルムード』תלמוד Talmud(口伝律法)の中には、トーラー(律法)における香とは一部異なる素材を含む「11の材料」によって作られる香に関する言及があります。
今日まで伝えられているタルムードは大きく分けてエルサレム・タルムードとバビロニア・タルムードという2種類が存在しますが、後者のバビロニア・タルムード Talmud Balvi の Kodashim の中、Tractate Keritot (folio 6a、原文はこちらの דף ו,ב גמרא の項目にあります) には、次の11種類が「聖なる神殿のための香の材料」 Eleven Herbs and Balms for the Ketoret(Incense) in the Holy Temple として言及されています。
(1) nataf : stacte, (2) shekhelet : onycha, (3) khelbenah : galbanum, (4) lebonah : frankincense ... ここまでは Exodus と同じですね。
(5) mor : myrrh 没薬, (6) khezi'ah : cassia カッシア, (7) shibbolet nerd : the flower of nard ナルデの花, (8) karkom : saffron サフラン, (9) khoshth : costus モッコウ Saussurea lcostus または Saussurea lappa, (10) khinnamon : cinnamon シナモン, (11) kinashah : cinnamon-bark シナモンバーク
んー。没薬とナルデはいいとして、今回はカッシアとシナモンとシナモンバークか... この違いはサテどう理解したらよいのか。それに、サフランやモッ コウの精油ってのはまだ見たことも嗅いだこともないです... まあ長い人生、いつかこの香りに出会うこともあるでしょう。その日を楽しみに、本日はこれにて 終了!シャローム שלום!

[gandha]