2009年6月アーカイブ

今にも一雨きそうな6月の土曜の夕暮れ、午後7時過ぎの丸太町通りをひたすら西へ向かう。嵯峨野あたりに差し掛かると、昼間は観光客で賑わっていたのが嘘のように、ヒトの気配はもうほとんどない。窓の外の空気はさすがに夏日だった昼間よりも格段にひんやりして、飽和限界ぎりぎりまで湿気をふくんだ風が6月の森の匂いとどこかに咲くアカシヤのねっとりした香りにまるで軽く酔ったかのようにふらふらと車内に流れ込んでくる。

新茶の季節もひと段落した今日この頃。ロクシタンのフレグランス・ラインの中には、お茶(緑茶または紅茶)の葉をベースにしたものが現時点までで5つ作られてきました(テ・ヴェール、テ・ヴェール・ア・ラ・メンテ、テ・ブラン、テ・ヴェール・オ・ジャスマン、テ・ベルガモト)。以下はそのうちの一つ、テ・ヴェール・オ・ジャスマンについて私が去年9月に書いたエントリの転載です。

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  • FR: Eau de Toilette "Thé Vert au Jasmin", L'Occitane
  • EN: "Green Tea with Jasmin" Eau de Toilette, L'Occitane
  • JP: ロクシタン オードトワレ「テ・ヴェール・オ・ジャスマン」

【旧ブログ2008年9月26日の記事から筆者転載、一部改訂】

フラゴナール Fragonard をはじめとする名門香水メーカーが集中するフランス南部アルプ・マルティーム県 Alpes-Maritimes のグラース Grasse で栽培されたジャスミンが、

ブラッドオレンジの濃厚な香りをフューチャーしたロクシタンの名作「フー・ドランジュ」シリーズ。残念ながらロクシタンのUS版サイト・フランス版サイトの双方の商品リストから姿を消してしまったので、現時点では日本以外の実店舗に残っているものがデッドストックということになるようです。

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  • FR: Eau de Toilette Intense "Feu d'Orange", L'Occitane
  • EN: Feu d'Orange Eau de Toilette Intense, L'Occitane
  • JP: ロクシタン オードトワレ・アンタンス「フー・ドランジュ」

【以下、旧ブログ2008年9月27日の記事より筆者転載、一部改訂】

ロクシタンでオレンジを使ったラインといえば Ruban d'Orange (日本では「オレンジ・リボン」)が定番でしたが、正直いまひとつインパクトがなく、購入には至りませんでした。しかし、同じオレンジでも新しい Feu d'Orange のラインはもう全然ちがうのです。

まず印象的なのは、「オレンジの炎」という名前が示すとおり、シチリアのブラッド・オレンジをモチーフにした、オレンジというよりはバーミリオンに近い濃色のボトルカラーと、 Feu のロゴを縦に貫く赤いライン。そして名前の最後につけられた "Intense" の一語の意味が、単なる「濃厚なオレンジ」にとどまるものでないことは、ニオイ族の皆さんにはムエットにひと吹きした瞬間におわかりいただけるでしょう。精油でいえばスイートオレンジ Citrus sinensis ではなくタンジェリン Citrus reticulata、そして決め手は、

2009年6月 4日 09:08 PM

ロクシタンの男性向け商品は、日本国内では数年前まで唯一残っていた Cade シリーズの取り扱いが終了して以降、実店舗でもオンライン・ショップでも、もはや何も買うことができなくなりました。でも本当は、ロクシタンのメンズ・ラインには驚くほど魅力的な香りのアイテムがいくつもあるのです。それらの商品の中には、現在の日本におけるメンズ向けフレグランス市場の(すみません、いつも努力なさっている関係各位には本当に申し訳ないのですが、率直に申し上げます)一部のブランド(と提携している一部の商社)による寡占状態に陥ったままの呆れるほど貧弱でつまらないラインアップを、もっと豊かでエキサイティングなものにするために、どうしてももっと多くの人に知ってもらいたい、使ってもらいたい、と願わずにはいられない、秀逸な仕上がりのものが少なくありません。

中でも象徴的なのは、ウィスキーのヒップボトルのような茶褐色のアトマイザーに入った5種類のオードトワレ・シリーズ、「ロクシタン・メンズ・オードトワレ5兄弟」(L'Occitan, 4 Voleurs, Badian, Vetivert, Baux)です。そのうちのひとつであるBavx (Baux) というラインのデオドラントスティックについては、先に私が旧ブログのほうへアップロードしていた記事がありますので、まずはそれを転載しておきます。このデオドラントスティックは、2009年6月現在でもアメリカ国内やヨーロッパ、また韓国やタイなど日本を除くアジア(要は日本以外の主要国ならほとんど)の実店舗では取扱いが続いており、空港の免税店でも「オードトワレはなくてもデオドラントスティックならある」というケースがかなりありましたので(私の経験では、イスタンブール空港やソウル・インチョン空港の免税店がそうでした)、ご関心のある方で海外へご渡航予定がある方は、機会があればぜひチェックなさってみてください。

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  • FR: Stick Déodorant des Baux pour homme, L'Occitane
  • EN: Eau des Baux Stick Deodorant for men, L'Occitane
  • JP: ロクシタン メンズ・スティック・デオドラント「(オー・)ド・ボー」

【以下、旧ブログ2008年9月26日の記事より筆者転載】

Bavx(Baux) という耳慣れない名前を冠したこのシリーズ。その名の由来を調べてみたところ、

今しも開花の季節を迎えようとしているタイサンボク(Magnolia grandiflora)。クチナシと並んで、日本の初夏の宵闇を独特のうっとりした陶酔感のある甘い香りで彩ってくれる、隠れた名脇役の一人です。今日紹介するサンタマリアノヴェッラの最後のアイテムは、タイサンボクと同じモクレン科モクレン亜科に属するマグノリア(Magnolia x alba DC.、シノニム M. longifolia Blume)の花の香りのオーデコロンです。

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  • IT: Santa Maria Novella, Acque di Colonia "Magnolia"
  • EN: Santa Maria Novella, Eau de Cologne "Magnolia"
  • JP: サンタマリアノヴェッラ オーデコロン 「マグノリア」

日本国内で現在(2009年5月時点)入手可能なサンタマリアノヴェッラ社製のオーデコロンは約50種。その中から私が最初に選んだのは、ほかでもない「サンタマリアノヴェッラ」という名前が付けられたブレンドのコロンでした。

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  • IT: Santa Maria Novella, Acque di Colonia "Santa Maria Novella"
  • EN: Santa Maria Novella, Eau de Cologne "Santa Maria Novella"
  • JP: サンタマリアノヴェッラ オーデコロン 「サンタマリアノヴェッラ」

妹が誕生日にくれた1本のルームフレグランス。それが、私がサンタマリアノヴェッラ社の存在とその商品について知るきっかけとなりました。もしあの時期にこれを手にしていなかったら、このブログも、あるいは THE TRIBE OF OLFACTION というブランドも、存在していなかったかもしれません。それくらい、私にとっては大きな転機となった香りです。

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  • IT: Santa Maria Novella, Estratto per gli Ambienti "Verbena"
  • EN: Santa Maria Novella, Room Extract (Room Fragrance) "Vervena"
  • JP: サンタマリアノヴェッラ ルームエキストラクト(ルームフレグランス)「バーベナ」

サンタマリアノヴェッラの店舗では、このルームフレグランス用のテラコッタ・リングも扱っています。本来はリングにフレグランスオイルを数滴をたらして白熱灯の上などに置き、蒸散させるとのことでしたが、私はこのテラコッタ・リングを車の運転席の足元に置いたり、足もとのシートに直接数滴振りかけたりして楽しんでいます。

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