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2009年9月12日 04:08 PM

道と夜と夏の果て - 青森IC 05時、14度

痛々しく爛(ただ)れたような朝焼けが、今回生まれて初めて東北道自動車道の北のはずれまで無駄に走ってきた私を、何も言わずに迎えてくれた。それを右手に見ながらさらに龍飛岬にむかって国道280号線を少し走り、陸奥湾が見渡せる堤防に出たころには、空は淡く濁った薄青色の雲に覆われていた。


dawn at Aomori IC, 5:03 am


stale-blue sky over Mutsu-wan, 5:44 am

波打ち際につどうカモメたちを軽くなでながら通り過ぎていった風はさすがにひんやりとした肌触りで、しかし匂いはあまり強く感じなかった。強いて言うなら、

浜辺にうちあげられて生乾きになった海藻類のような匂いの中に僅かに錆びた鉄に似たミネラル臭がした。でも、後者は海岸に近い場所に鉄製の足場や手すり、そのほか廃屋や廃車、廃材などが野ざらしで置いてあるような海辺の集落や、北陸以西の日本海側で消雪用に地下水をくみあげ使っている地域などではよく出会う匂いで、特別に珍しいものではない。


ferryboat connecting Aomori and Hokkaido

そのあと、いつか乗る日のためにと青森・北海道間のフェリー埠頭を下見し、そろそろ戻ろうと青森市街へ向かっていた途中、偶然に Mr. ヒッチハイカーを見つけたのでピックアップ。聞けばこの植田康治さんという方、もう10年近くもしばしば国内外でこうした旅を続けられていて、これまでにヒッチハイクした回数はすでに3000回を超えたかも?という超ツワモノ。岩手山SAまでの車中では、植田さんが新疆ウイグル自治区のウルムチから陸路でカシミール地方を超え、イランやパキスタン、さらにはヨルダンやイスラエルを経由してエジプトまで旅された経験談などを興味深くうかがった。


the Great Hitchhiker, Ueda-san

今回も大阪経由で成田からインドネシアに向かう飛行機に乗る予定とのこと。つい話に熱中して窓あけっぱなしのまま東北道を走って寒い思いをさせて、ホントすみませんでした。これからのすべての旅と人生の、無事とお幸せを心から祈ります。またいつか、きっとお目にかかる、その日まで。

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