「論文は遺書である。」
研究者として最も致命的な、しかも長いスランプに陥っていた私に、敬愛する同志がくれた一言だ。
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百の理由を携え出かけた冒険でも、やめて戻るに必要な理由は一つでいい。―― 途中で強盗にあって命からがら。天変地異によってやむなく。現地では治せぬ病にたおれ断腸の思いで。ウチのやつが今度ばかりは即刻帰ってこないと離縁だとか騒ぐもんだから不承不承。突然あの人が君より大切な人ができたんだごめんねって私を残していったの私もう一歩も歩けない。つかお前とっくに死んでんじゃんとか言われて超ありえね↓とか思ってたらマジもう死んでたんすよ俺つかスゴくない?↑みたいな。 ―― どれだって実に似たり寄ったりだ。