Borneo Camphor(龍脳)をフィーチャーした調香というのが気になって、試してみたく購入した1本。点火前はライトベージュのカラーが似つかわしい、軽みのあるウッディノート。点火後は落ち着きのある木質の香りをベースに、乳香やライムを思わせる、透明感のある黄色ないし緑色みを帯びたすべらかで華やぎのあるジューシーな香りが、比較的強く感じられました。残り香も若い白檀を焚いた後のような、深呼吸したくなるみずみずしさを含んでいました。
自分の中では、龍脳の香気というと(良い意味で)「生命感」というものを持たないか、またはそれを超越した無彩色の結晶体のイメージ、固体と気体という双極相反の状態を昇華という現象でしずかに結ぶ、ある種「不垢不浄」の香り、といった印象が強かったため、いつその匂いが漂ってくるかな?とずっと身構えているうちに今回のスティックは燃え尽きてしまったのだけれども、次はぜひ「取り出された龍脳の結晶体」より「龍脳の香気を含んだボルネオカンファーの樹木やその葉影にまどう明るい風光」を思い描きながら、愉しんでみることとしましょう。
official description: CLASSICAL / Borneo Camphor

[gandha]