痛々しく爛(ただ)れたような朝焼けが、今回生まれて初めて東北道自動車道の北のはずれまで無駄に走ってきた私を、何も言わずに迎えてくれた。それを右手に見ながらさらに龍飛岬にむかって国道280号線を少し走り、陸奥湾が見渡せる堤防に出たころには、空は淡く濁った薄青色の雲に覆われていた。

dawn at Aomori IC, 5:03 am

stale-blue sky over Mutsu-wan, 5:44 am
波打ち際につどうカモメたちを軽くなでながら通り過ぎていった風はさすがにひんやりとした肌触りで、しかし匂いはあまり強く感じなかった。強いて言うなら、
続きを読む: 道と夜と夏の果て - 青森IC 05時、14度

[gandha]