Assiut, Egyptの最近のブログ記事

こちらはホテルのカフェではなく、出張の仕事で訪問した相手方のオフィスでだしてくれた飲み物。エジプトではレモンをしぼって砂糖を加えた「レモンジュース」はけっこうポピュラーな飲み物なのですが、実はエジプトでよくつかわれるレモンは、日本でよく目にするあの形ではなく、カボスやスダチみたいな丸くて小ぶりな格好をしていて(もしかすると日本で一番ちかいのは沖縄のシークワーサー(ヒラミレモン)かも)、それを次々しぼってグラス一杯にするのはかなり大変なんです。でもそうやって絞ることで、果皮にたっぷり含まれているリモネン・リッチなレモンオイルがそこらじゅうに飛び散り、グラスでサーブされた時からもういい香りがぷんぷんしてくるのです。

お味のほうは、
あんまり印象の良くない匂いの話ばっかりじゃ、不公平ですよね。ということで、残る3つは、いい香りの話。

上ナイル沿いの町のホテルに泊まったとき、ここならネットにつながるからと案内された6階のカフェで、なんとなく注文してみたターキッシュ・コーヒー。いま思えばカイロの次はイスタンブールに寄る予定なので、そんなもの本場で注文すりゃいいのに、ってとこなんですが、でも直感で「これ!」と思っちゃったのだから仕方がない。しかも、砂糖いるか?と聞かれて、エジプト流に劇甘にされたら大変だ、とつい no, thank you と答えてしまったのも、いやだってふつうターキッシュ・コーヒーには砂糖いれるでしょ、ちょっと疲れたくらいでこんなに気が回らなくなるなんて、だいたいお前は...、なんて、頭の中で2人の僕が険悪な雰囲気に。あーあ、もう。

ところが!

【2009.3.5 一部改訂】

ブログを新ドメインに引っ越しして、ご挨拶をしたその後は、エジプトのナイル河沿いに首都カイロから400km弱ほど遡ったところにある、とある町 أسيوط‎ からお届けいたします。すぐに匂いの話に入りたいのですが、ちょっと我慢して、まずはいくつか自分が忘れないでおきたいと思っていることを、メモがてらに書かせてもらいます。

河口に近いデルタ地帯よりも南側(上流)のナイル河沿いに点在する地方都市群は、古代から「上エジプト」(صعيد مصرSa'id Misr, Upper Egypt)と称され、22の地区(Νομός Nomos, nomes)に分けられてきたとの由。私がいまいる場所は、南端から数えて9番目の地区なので、まあだいたい真中あたりというところでしょうか。恥ずかしながら実はわたくし、アッパー・エジプトだのロウワー・エジプトだの、そういう呼び名はどうせ大英帝国が緯度でもって適当に線引きしたものだろう程度にしか思っていなかったのですが、ずいぶんと長い歴史があったんですね。

それにしてもカイロ北部のアブード・バスターミナルからバスで揺られる(文字通り、しかもかなり激しく)こと6~7時間。こういう旅は車窓からの風景が救いであり楽しみなものですが、途中たまにオアシスめいた町を通り過ぎるほかは、ひたすら砂漠のまっただ中。やがて窓からの日差しも徐々に突き刺さるような強さを帯びてきたのでカーテンを閉めざるを得ず、とうとう外を見るのはあきらめました。車内では、カイロを出て小一時間ほどはスピーカーから実にありがたげなクルアーンの朗誦(でも微妙に再生速度が変化するのでなんだか落ち着かない)が流され、それが終わると今度は

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